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2015.09.09

【Pick up Topics】高齢者や外国人に優しい電子機器表示を実証実験~ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)~(2014年11月・12月号)

高齢者や外国人に優しい電子機器表示を実証実験
音声案内など100通りの操作・表示方法が可能に

 

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)のETA実証実験WG(主査・寄本 義一)は、11月4~14日に開催されたIEC(国際電気標準化会議)の東京大会に合わせて、ETA/TIMの実証実験を行った。高齢者や障害者など、電子機器の操作を苦手とするユーザー層をサポートするため、非接触ICカードによる認証を経て、ATMやデジタルサイネージ端末の画面インターフェースを変更するというもの。ETA/TIM対応カードを対応した電子機器にかざすと、100通りの支援情報を組み合わせた個人設定により、操作画面の表示方法などが変更される。これにより、機器の操作に抵抗のあった高齢者や障害のある方、訪日客などをサポートする。

 

ETA/TIMカードの券面
ETA/TIMカードの券面

ETAの「支援リクエスト」 個人に合わせた設定へ変更

 JBMIAが展示した実証実験では、ETA(ISO/IEC 12905〔※注1〕)とTIM(ISO/IEC 7811-9〔※注2〕)の二つの国際規格を1枚のICカードに実装したデモを展示。FeliCa Liteが採用され、かざす(非接触)ことで個人ごとの設定(支援リクエスト)を機器に反映できるようにした。 

ETAカードによりデジタルサイネージの内容表示が英語に切り替わった例
ETAカードによりデジタルサイネージの内容表示が英語に切り替わった例

 体験可能とした支援リクエストの項目は、カードに6言語(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)と、それぞれに「表示文字を大きく」、「白黒反転文字」、「音声ガイダンス」の3種を組み合せた18種類。
 デモの一例は、カードをデジタルサイネージの読取機(リーダ)にかざすと、その支援リクエストの設定通りに操作方法と表示が変わるというもの。ほかにもETA/TIMカードに対応したATMが展示されていた。

ATMのデモでは、ETA カードの内容に合わせて、画面だけでなく「ご利用控え」の文字も大きく印字
ATMのデモでは、ETAカードの内容に合わせて、画面だけでなく「ご利用控え」の文字も大きく印字
 

 デジタルサイネージでの利用では、ETAカードを専用のリーダにかざすことで、画面の表示色が白黒反転したり、通常よりも文字が大きく変化したり、日本語の文章が英語に変わるなど、利用者ごとの支援リクエストに沿った表示方法が反映される。
 同じくATMでは、ETA/TIMカードを読み取らせることで、設定した支援リクエストに基づいた操作(音声ガイダンスの設定の場合、ATM横の受話器で音声案内し、操作はダイアル番号を利用する)が可能となる。視覚障害のある方には、TIMの点字によりカードの向きや種類を識別し、利用しやすくする。
 また、ETAに対応したアプリを内蔵したスマートフォンを利用した自動販売機の購入デモも展示された。自動販売機のリーダ部分にスマホをかざすことで、自動販売機の表示方法を変えることが可能だ。一度、支援リクエストを記録すると後から変更できないICカードと異なり、スマホでは後から自由に設定内容を変更できる。例えば、視力が落ちてきた時には文字を大きくし、車イスで購入ボタンに手が届かない時は表示画面を下に移動する支援リクエストの項目を設定するなど、さまざまな利用パターンがある。
 ETAでは個人ごとに選択、記録した支援情報を世界共通(ユニバーサル)に使用することが可能となる。 支援情報は、「支援リクエスト」と呼ばれ、100種類ものリクエストパターンがある。
 ETAで言語を設定することで、日本語がわからない訪日客が自国の言語で機器を操作することが可能となり、オリンピック開催に伴う訪日客の対応に利用可能だ。
 支援リクエストは、ICカードの種類(接触・非接触など)を問わず記録することが可能で、支援リクエストに対応した情報機器とICカード(スマホでも記録可能)の間で利用が可能となる。

スマートフォンで支援リクエスト項目の詳細設定を行う画面
スマートフォンで支援リクエスト項目の詳細設定を行う画面

 

〔※注1〕ETA:いろいろな機器を利用する際に利用者ごとの支援情報(言語の種類、文字の大小、音声ガイドの有無など)を集めて整理し、選択して定められた読み出し形式で、ICカードなどに記録する方法を定めた国際規格。

〔※注2〕TIM:カード券面右下の点字3文字分で作るマークを規定した規格で、高齢者や視覚障害者が指の触覚によりその人が持っているカードを識別できる。

 

(CardWave 2014年11・12月号掲載)

 

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